2008年9月×日 想像力0[炎天下の散歩]

☆大阪の行政書士、川上恵です☆

 大阪の行政書士事務所 ブログ画像

某駅の改札を出たところに貼ってありました。

「子供が乗っています」ステッカー同様、「だから何なわけ?」と言われればそれまでなのですが、その心づもりでいてください、ありもしない期待を抱かせるのは残酷なので言っときますね、と言うところなのでしょう。

車中ひたすらに尿意(または便意)を我慢して「駅についたらトイレがある筈~!我慢我慢!」と藁をもすがる思いで途中下車した人には残酷な宣告ですが、トイレを求めて駅の内外を虚しく放浪してとりかえしのつかない失態を犯してしまうことを思えば、親切な表示なのかも知れません。

 大阪の行政書士事務所 ブログ画像

この画像も某里駅周辺の原っぱの金網に貼ってあったのですが、近づかないとわからないほど「危険」の字が薄くなっています。ですが「(この原っぱには)ライオンがいるからはいってはいけません」と読んだ人がいるなら、その人はきっと「不思議ちゃん」と呼ばれていることと思います。

「察しの文化」をもつ日本においては、上のような看板でも通常の想像力があれば解釈が可能なわけですが、夏場には通常の想像力を持たない人が多数出没します。

それは炎天下に犬を散歩させている人です。

可愛がっているつもりなのでしょうけど、彼らには 飼い主が備えていて当然の知識がないのです。

しかし、知識がなくても、普通の想像力があれば、真夏の炎天下、ねっとりと焼けたアスファルトが裸足の肢の裏にはどんなに熱いか、そして汗をかくことで体温調節が出来ない犬にとっては どれだけ負担なことかわかる筈です。

しかも、犬が呼吸をしている高さの部分は照り返しで人の顔の高さのところより暑いのです。

パグやシーズーのように口吻の短い犬は熱気が呼吸器に入りやすいので余計にこたえるのですが、そのような犬種を連れている人もいます。服まで着せているオオバカモノまでいる始末です。

何で自分以外に犬を連れている人が通りに一人もいないのか、それに気付かないとが第一におかしいのです。

見かねて注意すると、返ってくる言葉は決まって「あんたには関係 ない。」「わかってる。」

こっちだって想像力0のバカチンには関係したくないわいッ。

散歩にもろくに連れて行ってもらえない、それどころか死ぬまで人の手のぬくもりを知らない可哀相な犬猫も山のようにいることを思えば、まだ恵まれてるやんか、と言う考え方もあるかも知れません。

しかし、人間の庇護を受けて愛情も受けているのに、その人間が無知で想像力の欠落した人間だからと言う理由で適切に飼ってもらえず寿命を縮めているとしたら、これはこれで悲惨なことなのでは、と思います。

*この記事の日付「○日」はWordpress移行に際し便宜上割り振ったものです。