ALIVE-news より転載◆環境省の被災動物救援活動ほか ( 2011.4.2)

環境省の
「平成23年東北地方太平洋沖地震への対応について」(4/1)
http://www.env.go.jp/jishin/index.html  に
4月1日現在の被災ペット対策の情報が掲載されています

◎被災ペット対策の状況
http://www.env.go.jp/jishin/pet.html

【被災ペット】
(3月28日以降の活動)
・日本愛玩動物協会の仲介により、福島原発周辺の被災者同伴のペットについて、首都圏のある市において受入れを開始。 (3月28日)

・ペットフード協会加盟の88社のうち37社より、総計約293トン(犬用 170トン、猫用121トン、ウサギ用2トン)のペットフードの支援の申し出があった。このうち、計10トンのペットフードは福島県、宮城県、山形県に発送し現地到着済み。

計70トンを宮城県、岩手県、福島県、茨城県、新潟県へ発送手配済み。残り約213トンは提供の準備中。(3月29日)。

・緊急災害時動物救援本部第2回臨時会議に出席し、現状と今後の取組の方向性について関係団体と情報共有を図った。(3月30日)

・環境省において、動物用ケージ1,777個、テント24張を購入し、4月中に被災自治体に配付すべく準備中(3月31日)

・環境省において、平成23年度本予算で、被災地等における仮設の動物収容施設設置に関する支援について検討中。 (3月31日)

・環境省動物愛護管理室より職員1名を緊急災害時動物救援本部に派遣(4月1日)

————————-
【危険動物】
・関係自治体に対して、動物園、ペットショップ等から危険動物の逸走事案等に係る情報提供を要請(3月11日18:30)
危険な動物の逸走の報告はなし(3月15日10:00)。

・(社)日本動物園水族館協会からの聞き取り(3月13日16:00)
によると、同協会所属の動物園・水族館においては「危険な動物の逸走はなし」とのこと(3月14日17:00)。

・(社)日本動物園水族館協会所属の動物園・水族館以外の主な4つの動物園に個別に確認したところ「大きな建物被害なし、逸走動物なし」との情報(3月13日16:00)。

———————
環境省の基本的対応方針

◎「東北地方太平洋沖地震における環境省の基本的対応方針 について」(平成23年3月16日付)(PDF:69KB):
http://www.env.go.jp/jishin/kihon-hoshin.pdf

「4.被災地においても人とペットとが良好な関係で暮らしていくことができるよう、被災ペットに対するケアが適切に行われるための必要な支援を行う。」

———————–

緊急災害時動物救援本部への義捐金集計額の公表(3月31日付)
http://www.jpc.or.jp/saigai/pc_gienkin.html

義援金をお寄せいただき、ありがとうございます。お預かりしております義援金の額は、

136,360,537円です 。(平成23年3月31日現在)。
この義援金は、被災地の動物行政など対策本部が取り組む動物救援活動に活用しております。

今回の地震被害は広範囲にひろがるため、規模が大きく、長期化は必至です。皆様よりの引き続きのご支援をお願い申し上げます。