ALIVE-news より転載◆仮設住宅にペットの受け入れを(2011.4.6)  

避難所や仮設住宅では、ペット同伴が難しい場所もあり、問題となっています。
また、自治体の公営住宅ではもともとペット飼育が禁止されているところが多く、せっかく被災者に提供される住宅に入れない人も出ています。
各自治体への働きかけが必要です。
その場合、国の「防災基本計画」や環境省の「動物愛護管理基本指針」に明記されていることが根拠となります。
http://www.alive-net.net/companion-animal/saigai/taisaku.htm

内閣府【防災基本計画】
第2章 災害応急対策に関する事項
10  災害時における動物の管理(衛生を含む。)及び飼料
の需給計画に関する事項
被災した飼養動物の保護収容,
避難所等における飼養動物の適正な飼養,
危険動物の逸走対策,
動物伝染病予防上必要な措置,
並びに飼料の調達及び配分の方法

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【緊急災害時動物救援本部:仮設住宅にペットの受入を!】
緊急災害時動物救援本部:
仮設住宅にペットの受入を!:
http://www.jpc.or.jp/saigai/pc_kasetu.html

緊急災害時動物救援本部は、仮設住宅でのペットの受入を強く訴えています。
(略)対策として、以下の方法を提案いたします。

1)居住区を「動物が苦手な方用」「嫌いではないけど飼育していない方用」「飼育している方用」の3つの区画に分ける。 動物が苦手な方と動物の間に距離を設けます。

2)飼育に関するルールを作る
室内飼育やペットの飼育スペースを別に用意するなど、飼育に関してのルールを作ります。
また、飼い主同士で敷地内の清掃や近隣への迷惑防止などの自治をお願いします。
仮設住宅ごとに飼育のルールを決める方法は、新潟中越大震災や新潟中越沖地震においても採用され、仮設住宅内での人と動物の住み分けがうまく行った、という前例もあります。

被災地の自治体におかれましては、動物愛護の観点からのみではなく、飼い主の生活支援の観点からも、ぜひ仮設住宅でペットを受け入れていただきますよう、強くお願いいたします。