ALIVE-news より転載 ◆クマ保護施設が立退きの危機  2012.10.17

☆大阪の行政書士、川上恵です☆

手紙、署名をしました。


Animals Asiaより緊急ニュースとして連絡がありましたのでお知らせします。 Animals Asiaはベトナムにクマ牧場からレスキューをしたクマたちのサンクチュアリをTam Dao National Parkにもっていますが、その立ち退き命令が出ているとのことです。私たちにできることは以下の方法があります。

 ①首相に手紙を送る

②署名にサインをする

③ソーシャルネットワークを使いこの件を拡散する


①ベトナム首相の手紙の送信は以下のサイトに行きます。

http://www.animalsasia.org/index.php?UID=7PL8339IUCX

※同ページを開くと、10月26日、ベトナム政府がベアサンクチュアリ―立退きに関するレポートを提出するようで、それに対する抗議のメールを関係省庁に送ってほしいとのポップアップが開きます。

それを閉じると ①首相に手紙を送る  ②署名にサインをする( 2. Sign our petition )の選択が可能になります。

中央に以下のセンテンスがあるので、クリックをすると メールが立ち上がりますので、そのまま下に英語で名前を 記入して送るだけです。

1. Email The Honourable Prime Minister Mr Nguyen Tan Dung 

<手紙の内容を以下に和訳しました>

グエン・タン・ズン首相殿

タイ政府によりTam Dao National Parkのある世界レベルでも大規模なAnimals Asiaのベアサンクチュアリが立ち退き強いられていることを知りこの手紙を書いております。

Animals Asiaとタイ政府の間で、Tam Dao National Parkの12ヘクタールは永久的に200頭のクマを違法なクマ牧場から保護し、レスキューセンターとしてリハビリテーション施設と使うことで同意を交わしています。この立ち退き令はそれに反する行為です。

立ち退きをし閉鎖に至ると、現在いる104頭のクマの居場所がなくなり、77名の従業員が失職し、US$2百万のロスをAnimals Asiaに与えることになります。
どうかこのAnimals Asiaに対する立ち退き令を撤回し、取り交わしている同意を誠意を持って守ってください。

(名前を英語で記入ください)
②署名をする方法です。

2. Sign our petition 


これをクリック

ソーシャルネットワークを使いこの件を拡散する方法です。

これはソーシャルメディアなどで広くニュースを拡散したい方向けです。

皆様、どうぞご協力の程よろしくお願い申し上げます。

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■以下、Animals Asiaウェブサイト記事
(原文より一部割愛し翻訳)
http://www.animalsasia.org/index.php?UID=HNL6E4VTP0D
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ベトナムのクマ保護施設が立ち退きの危機に直面

アニマルアジアが持つベトナムのタムダオ国立公園内のベアレスキューセンターが立ち退きの危機に直面している。

これは公園の責任者、ドゥ・ディン・ティエン氏の強い圧力によるものである。

10月5日(金)国防省の指令により、農業農村開発省(MARD)はアニマルアジアに対しレスキューセンターで保護されている104頭のクマとセンター自体の立ち退き令を出した。これはティエン氏のロビー活動によるもので、国防省はレスキューセンターの土地を“国立重要地”に使用するとしている。

ティエン氏は2011年の4月よりアニマルアジアに、センターの土地を放棄するように圧力をかけていた。自分の娘が投資をしているツロング・ジァング・タムダオ・ジョイントストック社にその土地を渡すためのようだ。同社は既にこの土地で“エコツアリズムパーク”の開発と、ホテルを建設するべく申請を出している。

 立ち退きにより以下の影響が出る。

●ベトナムのクマ牧場や密猟から保護された104頭のクマの居場所がなくなる
●77名のスタッフが職を失う
●US$2百万をかけて作ったサンクチュアリがなくなる

レスキューセンターに経済を頼っている地元も大きな打撃を受ける。またクマ牧場の廃止に尽力をするというベトナム政府の約束にも不信感が募る。

この立ち退きは、2005年にベトナム政府がアニマルアジアと交わした同意に真っ向から反するもの。

同意は公園内の12ヘクタールの土地を利用し、レスキューセンターとして施設を建築すること、そこで違法に熊胆のために使用されたクマを200頭収容できる施設にすることであった。この同意をもとに、アニマルアジアは建設費を2億5千万円以上かけて施設を建てた。

レスキューセンターには、現在104頭のクマが生活している。

小さなケージに閉じ込められ、熊胆生産に使われていたクマたちが、数年かけてリハビリしトラウマ状態から次第に快復してきている。

移動のために、このクマたちは再度ケージに入れられ、再び身体的、精神的な苦痛とストレスを味わうことになる。

新しい施設建設には、少なくとも2年は必要であるため、クマたちはまた長期間ケージでの生活を強いられることになる。

最終決断はベトナム首相のもとに行き、そこで下る。しかし、国防省は非常に力を持った機関であり、首相も強制的に立ち退きに同意することになるかもしれない。

“グエン・タン・ズン首相が2008年に発した指令が公園の責任者により覆されようとしていること、またティエン氏がかげで国防省に影響を与えていることも気づくべきである。

これは国防の問題ではなく、金儲けの話である。ティエン氏は、首相がクマ牧場で虐待されていたクマの保護をするために、使用を約束をした土地を私欲のために使おうとしている。”

“センターを立ち退のかせると、自分の娘がプロフィットを出せるのだ。そんな人間に権力を与えてはならない。”

アニマルアジア ベトナム ディレクター
チュアン・ベネディセン

*この記事の日付「○日」はWordpress移行に際し便宜上割り振ったものです。