清洲会議

☆大阪の行政書士、川上恵です☆

201311kiyosu
訳あって早寝早起きを心がけているので、遅い時刻の上映はあえて避け、訳あって松葉杖をついて平日の朝に映画を観に行きました。(自営業者なんだから空いた平日に美術館、お芝居に行き、日曜祝日も仕事すると言うスタンス。「一生=長い一日」と言う猫型人生を目指す!)三谷作品だけあって登場人物の輪郭線がくっきり鮮やかで、どの人にもしっかり華をもたせていると言う感じです。男性ホルモンむんむん、上すべりだけどどこか可愛い柴田勝家を演ずる役所弘司には源氏物語の「髭黒大将」なんかも似合いそう!と思いました。「稀代の人たらし」秀吉役の大泉洋も期待を裏切らない快演。抜け目のない性格とあどけない瞳のミスマッチが良い感じです。

昔は「男たらし」「女たらし」なんて言いましたが、最近はやたら「人たらし」と言う言葉を耳にします。人たらしは私の見たところ老弱男女男問わず785人に1人の割合で存在する模様です(「川上ホラ吹き研究所」調べによる)。これは意識して技術を磨くと言うより天性のものが大きいと思うのですが世間を渡るにはかなり大きな武器と言えるので誠にうらやましい。ただ、この種の人たちは決して悪い人ではなくそこらの人にはない魅力があるからこそ人たらしになれると思うのですが、驚いたことにごくごく身近な人たちにはこっそり疎まれてたりします。(人たらしマジックを身近で始終見てたら、よほど人間が出来てないと「ちぇっ!」とか「ふんっ!」とか言う気分になるのはなんとなくわかる。)