☆大阪の行政書士、川上恵です☆
「アニマルウェルフェアに対応した家畜の飼養管理に関する検討会」 第1回採卵鶏分科会
http://jlta.lin.go.jp/news/kiji/new_news.html
鳥インフルエンザで大騒ぎになった時、沢山の鶏が袋に詰め込まれて殺処分されているショッキングなシーンが何度も放映されましたが、その際に映った飼育施設を見て「がーっ、こんな狭い汚いところで産んだ卵を食べてるの?」と驚かれた方も多いと思います。
過密な状態で飼うとストレスがたまりお互いにつつきあったりするそうですが、1羽の鶏がそれで血を出せば鶏の性質上沢山の鶏が一斉につついて殺したりしてしまうので、鶏のほとんどに「デビーキング」と言う処理がされています。
これはひよこからある程度成長した時点でくちばしの先や 蹴爪をカットすると言うものです。
くちばしの先がうまくかみ合わなくて餌をうまく食べることが出来ない鶏もいたりして痛々しいです。また、鶏のお尻には沢山のダニがいます。普通でしたら鶏が嘴でチョイチョイ!とつつくのですが、嘴が切られてしまっているので鶏自身にはどうすることも出来ません。結果抗生剤を打つことになります。
これはほんの一例であり、現在畜産動物が受けている扱いの多くは、倫理的にも食の安全の意味からも好ましくありません。ですから、先ずは飼養管理基準策定が急がれるべきで、この試みがなされるのは大いに歓迎すべきことであると思います。
ちなみに、日本において家畜の飼養管理基準の策定は初めてとのことです。
数年前に開かれた「畜産動物の健康と福祉を考えるシンポジウム」のチラシ。
地方から畜産家の方々も来ていました。
*この記事の日付「○日」はWordpress移行に際し便宜上割り振ったものです。