再び(5たび)「オペラ座の怪人」を観に行きました。
しかし出がけにコーヒーを飲んだのが災いし、開演時刻に5分ほど遅れてしまいました。
文楽なんかもですが、少しでも遅れると、キリの良い場面まで足止めをくらう羽目になります。
「次の明るい場面までお待ちくださいませ~」とお姉さんの言葉は丁寧なんですが、 その目はハッキリと「遅れてきた奴に文句を言う権利はないッ!」と言っておりました。
と言うことで、1階上のロビーのモニターに映し出される舞台を私たち 「開演時刻を守らなかった不届き者」 が見守るわけですが、天下の四季の割にはこのモニタが「小さっ!」なのです。音量も絞ってあって台詞がよく聞こえない。
しかし遅れてきた私たちに、とやかく言う資格はありません。
一日千秋の思いで釈放を待っていたら、ようやく明るい場面になりました。しかし案内係のお姉さんの歩みがのろい!おまけに扉の中に入る前に掲示パネルにてこれから座る席の位置を説明してくださるのです。
席まで案内してくれるんだから説明なんかなくてもいいじゃん!
しかも、グループごとに順番に説明するものだから、ここでもロスタイムがぁ~。 待ちきれずに自力救済に走る私。自ら扉をこじ開けようとして、制止されてしまいました。
ついに扉は突破出来たものの、かがんだまま(←観客の視界を遮らないため)横向けになって カニさんの様に一段ずつ前方に降りていくお姉さんの動きがまたまた遅くて・・・。私たちも体を無限大に折り曲げカニさん歩き しました。
「インベーダーゲーム」の最後のカニ?の様に「 サササッ!!!」と素早く席にたどり着き、普通の体勢で芝居を堪能したい!自らの落ち度は棚に上げ、「んもぉ~っ!」と前のカニを突き飛ばしそうになりました。
それにしても、今回は「皆さん結構和風のお顔立ちなのね・・・。」と言う思いを強くしました。ヒロインのクリスティーナも可憐ではありますが「野菊の墓」とかの和モノが似合いそう。怪人も短躯で頭がゴツイので 「オペラ座の怪人」と言うよりも 「オペラ座の甲虫」と言う気がしないでもないのです。(失敬!)
でもよく考えたら、怪人は頭の上に羽二重かなんかつけた(←あくまで想像)上にハゲヅラを被り、更にカツラをつけて、おまけにマスクをつけるんだから、ゴツくなってしまうのも無理はありません。(らっきょ状態)
八方美人ケロッピ(アダ名は“沖仲仕(おきなかし)”
ぶっとい腕に思わずひれふしてしまいます。
*この記事の日付「○日」はWordpress移行に際し便宜上割り振ったものです。