2月11日に兵庫県民会館において「多頭飼育崩壊」シンポジウムが開かれます。(私も行きま~す。) 20170211シンポジウムチラシ
多頭飼育崩壊現場では共食い、餓死、皮膚病など昨今のペットブームで愛情をたっぷり受けたお犬様お猫様の映像を見慣れた私たちの目には信じられない事が起こっています。
「ペット業者の流通過程で死んでいる犬猫>行政による殺処分数」と言うことが知られていないのと同様、悲惨な多頭飼育崩壊はあまり知られていません。
多頭飼育の原因は、見かねて保護し続けるうちに増えてしまった、当初は2匹しかいなかったのに、避妊去勢を怠って3年後には30匹近くになった、など飼い主の無知や見通しの甘さによるものが多いです。
「多党飼育=必ずしも劣悪な飼育と言うわけではなくて、きちんと飼ってらっしゃる方もいます。」と行政の方はおっしゃいます。ホントそのとおりだと思います。
ですが、多頭飼育はかなりの危険をはらんでおり、いったん崩壊してしまうと多大なコストが発生し、肝心の動物たちがめちゃくちゃ悲惨な目に遭う可能性がめちゃくちゃ高いことを考えると一定の飼育頭数になった時点で行政の指導があっても良いと思います。いったん起こるとめちゃくちゃなことになるからです。(めちゃくちゃ多過ぎ。)
大阪府では10頭以上の飼育は届出ることが大阪府動物愛護条例で定められていますが、いったいどれだけの人がきちんと届けているでしょうか。
行政もいろいろと周知はされており、それなりの努力は認めますが、もう少し積極的に動いていただきこの大阪ならでは(*隣県の兵庫にはこのような定めはない。)の素晴らしい条文を多党飼育崩壊予防に有効活用していただきたいものです。