☆大阪の行政書士、川上恵です☆
行政書士会館で任意後見の研修があり、その中で「高齢者虐待の原因は【介護疲れ】が大部分かと思えばさにあらず、ほとんどは【虐待者の性質によるもの】と言うお話が興味深かったです。
日本ではまだそんなに研究が進んでいないのですが、アメリカでは「動物虐待と人間への虐待の心理的ベースは同じ」と言う説が確立していて、FBIのプロファイルにも「過去に動物虐待をしたことがあるか」と言う項目が入っているほどです。通常ヒトは7歳くらいまでは動物をいじめたりするそうですが(そう言えば私にも心当たりが・・・)7歳を過ぎてまだいじめていたりしたら要チェックなのだそうです。
虐待者のターゲットが鳥やハムスター、ウサギなどの小動物、→猫や犬→幼児、子供→お年寄り→女性と言う風に【弱→強、小→大】とだんだんエスカレートしていくであろうことは肌で理解出来ますし、宅間死刑囚、小林被告、古くは須磨の酒鬼薔薇少年など猟奇犯罪を引き起こした人間のほとんどが例外なくと言って良いほど、過去に動物虐待をしています。
いきなりヒトを襲うよりも先ずは「虐待してもお咎めを受けにくい動物」を狙うのが自然な感情だと思います。
身近な動物虐待に目を光らせることが人間への猟奇犯罪の芽を早期に摘むことになるのではないでしょうか。
*この記事の日付「○日」はWordpress移行に際し便宜上割り振ったものです。