頭が10倍良く見える・・・?

☆大阪の行政書士、川上恵です☆

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「頭がよくなる」ではなく「頭がよく見える」と言うのがオモシロイ。10倍って結構スゴイ。私でもそこそこカシコに見えるでしょうか。(「0に何を掛けてもやっぱり0」と言うフレーズが頭をよぎりますが・・・。)

日頃、同業者の書いたものを見て「下手くそ~。」とか「かっちょワル~。」とか暴言吐いてる私ですが「人のふりして我がふり直せ」「息の臭きは主知らず」と言うことで、たまにこの手の本を読んでいます。私の場合、(日記なんかは「あえてそうしている」のですが←苦しい言い訳)粘着な性格が反映してくどくどと冗漫な文章に陥りがちなので、ビジネス文書を書くときは特に注意したいと思います。(ではなく、注意します!)

井上ひさし氏の「自分にしか書けないことを誰が読んでもわかりやすく書いたものが名文」と言う言葉に「なるほど!」と感動しましたが、この本も正にそうで「万人にとって、わかりやすい文章を書く人こそが本当にカシコ。」と言うことを再認識しました。

同業者の文章を読んでて特に気になるのが「敬語」です。「拝見させていただきました。」とか「ご感想をご記入ください。」etcの表現を割とよく見ます。相手を敬う気持ちは尊いですが、表現の度が過ぎるとすっごくキモチワルイ。

先日はある場所の受付嬢に「もう、うかがわれましたか?」と聞かれて呆然としました。この場合も「尊敬語」と「謙譲語」がゴッチャになってるのですが、理屈でなく肌で「おかしい!」と思わないとそれこそおかしい。

で、その手の感性を養うのはビジネス書ではなく文学書の多読だと思っています。また、リズム感を養うには現代作品よりも古典(明治、大正、昭和の初期も含む)!と最近気づきました。あいにく理由はわかりませんが、「話し言葉」と「書き言葉」が歴然と違っていた時代の文章を音読してみると、やたらとテンポが良く、言文一致(現代)の文章よりも心にイキイキと響いてきます。