ハラル認証

☆大阪の行政書士、川上恵です☆

大阪の行政書士事務所2014年6月画像

 

 

 

 

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スーパー万代の棚に珍しい食材がありました。以前なら自然食品店にしか見られなかったと思います。

早速大人買い。大豆と玄米で作られた代用肉です。

「まるっきりお肉」で作ったキーマカレーもどき。馬鈴薯、人参、玉葱、茄子、グリンピース、プチトマトが多すぎて代用肉の存在感が薄すぎた。材料は全てみじん切りなので刻むのにかなり時間がかかったのですが、食べてから「フードカッターを使えば時間短くて済んだのにっ!んもぉ~っ!」と死ぬほ後悔しました。肝心なことはいつも後から思い出します。腹立つ。

餃子を作るときはグルテンバーガー(こちらは大豆タンパクではなく小麦粉のタンパクから作られている)愛用でグルテンバーガーもロングセラーだけあってなかなかのスグレモノですが、食感はこちらの方がプチプチしていて画期的に良い感じです。

この手の食材が万代の様なスーパーに並ぶ様になったのですから、食の多様化が更に進んだと言えるのでしょう。ビジネスの世界でも「ハラル認証取得」に乗り出す企業が増えたのだとか。

ちょっとした下調べに便利なウィキペディアによると、「ハラール アラビア語: حلال‎ Halāl) は、イスラム法で許された項目をいう。主にイスラム法上で食べられる物のことを表す。」とあります。

食肉に関しては以下の記述が興味深いです。(他にもいろいろあり)

餌その家畜が食べた餌にハラールに違反するものが入っていてはならない。必ずムスリムが殺したもので無ければならず、鋭利なナイフで「アッラーの御名によって。アッラーは最も偉大なり」と唱えながら喉のあたりを横に切断しなければならない。

イスラム法に則った厳格なルールを守って食材を生産するのはハードルが高くて大変ですが、ハードルが高いからこそ誰もかれもが参入できないし、いったん参入できれば非常に旨味があるビジネスと言るのでしょう。イスラム人お金持ち多いし。

TVでも、日本の某屠蓄場でイスラム教の従業員が殺す前にアラーに祈りを捧げてから、と言うのをやっていました。

ユダヤ教の法に従って処理されたコーシャフードと言うのもあり、本間智枝子著「アメリカの食卓」に出ています。「お祓いをしたキチンで、お清めをしたお鍋を使って」「お魚は鱗さえあれば血液が冷たい動物ということで制約のない食べものだけれど、生きているものでなくてはならない。」「アイスクリームも肉を食べた時にはいけないの。」と言う文章があり、ユダヤ人の女性が「何故そうなのかということはとても説明しにくいけれど、つまり私たちは何千年の昔モーゼが教えたように食べて、絶食をしながら災難を逃れ、生きてきた民族なのよ。(中略)つまり何千年昔の熱い砂漠の国を生きぬく生活の智恵と宗教が結びついているのよ。」と言う確かに説明的ではないけど説得力に富んだ文章があります。

ハラールフードもコーシャフードも、あと数年すればスーパー万代の棚に普通に並んでいるのかも知れません。