ひざまづいて足(肢?)をお舐め(山田詠美)
本会で「外国人技能実習生制度に関する研修」を受けてきました。もう~大盛況でミッチミチ。
講師の方が読破されたと言う「技能実習制度運用要領」
http://www.otit.go.jp/files/user/docs/abstract_020.pdf
なな何と、
535頁!
やっぱりその分野のエキスパートは、努力と手間を惜しまないんだなぁと感心しました。(私ムリ。すみません・・・。「だからエキスパートになれないんや!」と言う怒号がどこからか聞こえてきそう。)
で、新しい技能実習生制度、技能実習法が創設になり事務作業も格段に煩雑となり諸々ハードルが高くなり、それはそれで大変ですが、実習実施機関(各企業さん)の認識を変えていただくのが一苦労だろうなと思います。
監理団体の担当者さんはもはや骨身にしみてはると思います。だけど、これって自分のところだけで済まされないのが難儀なところ。各関与機関が自分のやるべきことを理解し、しっかり連携してやっていかないといけない。
でも、お客様気分(これは監理団体に非のあるところもあり。特に異業種組合なんかは、組合加入を勧誘させる際にヘイコラして入ってもらってたりするので。)実習計画やら何やらこれまで監理団体に負んぶに抱っこ状態だった企業さんが容易に意識改革出来るとは思えないのです。
事実、(改正前でも、以前とは一部の取扱が厳しくなってたこともあったのですが)「前はこれでいけてたのに!」と言う(頭カタいのん?)ストレスフルな実習実施機関担当者もいました。自分の不利益になる変更って、誰しもすんなりとは受け入れたくないんですよね。(me too!)
でも、きっちりしっかり事業運営している監理団体も多々あるとは言え、「なんでここが実習生受入出来るの?虚偽の王国やん!」と言うような監理団体さんもないではなかった(注※私が関与してる組合ではないですから!)ですし(私が知らないだけでそりゃ~もう沢山だったんでしょう。)今回の法改正はやむなしだったんだろうなと思います。(まともにやってたところ、トバッチリ)
話変わって、法的保護講習では冒頭と講習の途中、なんども講習の目的を話します。
「実習生さんが日本の法律でどのようにして保護されてるかを知ってもらう。(法律を正しく知らないと、自分が正しく扱われてるかどうかがわからないから。」「困ったとき、悩んだときにどうすれば良いか、どこに相談すればいいかを知ってもらう。」と言うことを、です。
中国、カンボジア、フィリピンと国は違えど、実習生さんたちの関心事は一致していて、入管法よりも労働法についてがはるかに関心が高いのは表情を見てるとわかります。
中でも「割増賃金」「有給休暇」「脱退一時金」この3つが大人気テーマです。むべなるかな。
[追記]
と言いつつ、講師の方を見習い形から入ろうと要領を全部コピーしました。後ろの方は様式だったので助かった・・・。
↓実習生さんの教科書。いっぱい勉強してる。↓
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