☆大阪の行政書士、川上恵です☆
吹き付け アスベストです。
アスベストの飛散濃度を計っています。作業前、作業中、作業後に数カ所で計りますが、環境局と労働基準局では計測場所が異なります。
昨年の仕事始めは『屋外広告物許可』でしたので4日にWTCコスモタワーにある大阪市役所路政課に行きましたが、今やっている『解体届』のアスベスト関連を所管しているのは大阪市環境局 環境保全部でこちらもWTCコスモタワーにあります。
と言うことで、昨年は「WTCで始まってWTCで終わった一年」でした。何だかとても不思議です。
今では「石綿肺・肺がん・中皮腫」等のアスベストによる健康被害は周知の事実ですが、熱、摩擦、酸やアルカリにも強く、 丈夫で変化しにくいという特性を持つため、アスベストは 建築材料など様々な工業製品に使用されてきました。 (ちなみにアスベストはギリシャ語で「永遠不滅」と言う意味だそうです。多くの人を苦しめている「アトピー」がギリシャ語で「謎」と言う一見魅惑的な意味を持っているのと同様、この名前も皮肉な気が。)
アスベストにはクリソタイル(白石綿)、クロシドライト(青石綿)及びアモサイ ト(茶石綿) の3種類があるのですが一番多く使われてきたのがクリソタイル、有害性の高いのはクロシドライトとアモサイトだそうです。 ( 行政の方が「昔『上等なアスベスト』とされて使用されたのが今となっては『怖い種類のアスベスト』なんです。」とおっしゃってました。
「アスベストがある」ことが深刻な問題なのではなく、飛散したアスベストを吸いこむことが問題(私の小学時代でさえ、実験の時に「石綿の燃えたのは吸ったらあかんでー」と言っていました。)なのですから、アスベストが使われている建物の解体に関しては相当慎重な手続が求められます。
*この記事の日付「○日」はWordpress移行に際し便宜上割り振ったものです。