2009年6月×日 今どきの若い人たち・・・

☆大阪の行政書士、川上恵です☆

ミナミのホストクラブに行くために地下鉄に乗りこみますと、高校生の一団が向かい合わせで座っていました。

「一団」には違いないのですが、ゲームボーイをしている子、携帯をいじっている子など「一人遊びしてる子の固まり」と言った感じで、群れるとキャイキャイ喋っていた(そして他の人に「うるさい!」と怒鳴られてた)私たちの頃とは隔世の感があります。

友達同士で集まった時も、友達の子供達が一緒に仲良く(時にはオモチャの取り合いなどで小競り合いをしたりして)遊ぶんだろうなあと言う予想に反し、ある子はファミコン、ある子は本読み、別の子はお絵かき、と言う風に「個の遊び」ばかりなのです。

普段めったに会うことのない子たちが久々に会ったと言うのに、どの子も温和しく一人遊びをしている姿は、子供のいない私にはちょっとした驚きでしたが、親たち(友人たち)に言わせると「今の子ってこうよ~。」とのことなのでした。

若者全般も電車の中では温和しく一人で遊ぶのが得意なのでしょう。

とまあ、そんなことはどうでも良いとして、私の立っているところから一番近くに座っている男子がゲームボーイのケースを座席に置いていて、ちっぽけなケースが丸々一人分のスペースを占領しているのです。

車両の中には立っている人もいるのに、何でそんなド厚かましいことが出来るのか不思議です。でも今日びのことですから、「そんなことでは日本も滅ぶ!」などと注意(毒づき?)でもしようものなら、最近の子は変にプライド高しなので逆ギレされることだってあり得ます。翌日の朝刊に見出し「浪速のおばはん行政書士、正義感の押しつけで刺される」がデカデカと載り、「『いや~、いつか刺すか刺されるかのどちらかだと思っていましたよ。』と知人達は語っている。」記事が載ったりしたらたまったものではありません。

座りたいわけじゃないし、車両には座席が必要そうな老人や妊婦も見あたらないことだし、まあいいか~と思っていたのですが、「あ、よく考えるとコイツらって『学割』で乗ってるんじゃん、学生の時に、『学生割引は恩典であって特権ではないんですよ!』と説いた先生がいたっけ、恩典で安く乗らせてもらってる分際で~、やっぱり許せんわ!」と言うドス黒い思いがムラムラと沸いてきました。

それで、叱り飛ばすとかそんなのではなく、前に立って低~い声で「座らせてもらえます?」と言うと、高校生は「は、はい~」と大慌てでケースを片付けて座席スペースを空けたのです。

彼らは(と一括りにしてはいけないのですが)決して傲慢でもなく悪気があるのでもなく、ただ「何も考えていない」のですね。そう思えば納得出来ることが沢山あります。

「現代人は昔の人に比べて幼稚だから、実年齢×8位と考えると丁度良い。」と聞いたことがあります。と言うことは、17歳(高校生)としても、精神年齢は中学生レベルの幼さなわけですね。

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中国食堂261さんのオードブル。
おままごと(石のお皿に葉っぱのお菜)を思い出しました。

*この記事の日付「○日」はWordpress移行に際し便宜上割り振ったものです。