月別アーカイブ: 2015年3月

国土交通省「建設業の事業協同組合の活性化方策」2.組合運営とリーダーシップ

続きです。


国交省発表 建設業の事業協同組合の活性化方策

1.組合運営とリーダーシップ

成功している組合・・・必ず魅力あるリーダーが存在し、多くの組合員の信頼を集めている。

私たち普通の人は何事につけ属人的に物事を見る傾向があるので、組合だけではなく、ボラのサークルにしろ、町内会にしろ、NPO法人にしろ、カリスマ的なリーダーがいる団体はいろんな意味で強いです。そのカリスマ様がとんでもない人の場合は困った方向に行ってしまうわけですが。ただ、組合ともなると様々な縛りが働くので、そう言うリスクは任意団体よりは低いかも知れません、と言うことが理論上は言えるのかも知れません(腰砕的表現。)

中には、自己の事業をある程度犠牲にしても組合に貢献する、と言った意気込みで取り組んでいるリーダーも見受けられる。

えっ、そこまで言いますか?あまりにもスナフキン的発言(傍観者的)では?と言う気がしないでもないですが、言われてみれば、事実、私の知っている組合の理事さん達はかなりハードな業務を多くの時間とエネルギーを費やし、無報酬でこなしておられます。

これからの組合指導者は、明確な目標と行動指針を示し、組合員がともに行動できる体制と組織風土を形成していく必要あり。

そうなんです!以前「(相手に)あんなこと言われてムカついた~!」と仲間割れしてる人たちに「何のためにこの活動をしてるの?目的意識をしっかり持ってれば、そんなことはどうでもいい筈でしょ!」と(いい意味で)一刀両断に切って捨てたボランティアさんがいて、「こっわー(い)。」と思いながらも「えっらー(い)。」と感心したものです。

私なども愚痴と文句を垂れ流すことで一日の大半を送っていますが、よくよく考えてみると、「本当に我慢できないこと=有意義な目的(目標)が見出せないのに、諸般の事情で対処しなければならないこと」の様に思えます。

関連頁「大阪の事業協同組合の設立[広域・異業種も対応]」はこちらから

修了証受講マル秘テク?(産業廃棄物収集運搬業許可)

産業廃棄物収集運搬業許可のローカルルールに翻弄?され続けている私ですが、修了証の有効期限も2年のところと5年のところがあります。例えば、今のところ大阪府、京都府、奈良県は2年、兵庫県、愛知県は5年です。と言うことであちこちの産廃許可を持っている業者さんの場合、更新のタイミングによってはしょっちゅう講習を受講しないといけないため、更新であっても新規の講習会を受ける業者さんがおられるとか。もちろん問題ないかどうかについて事前に自治体に確認する必要はあるのでしょうが、更新よりも新規の方が中身が濃くハードルが高いので、(日数も新規は二日で更新は一日)、「更新なのに新規の修了証はダメー!」と言うところは実際にはないのではないでしょうか。

関連頁「大阪の産業廃棄物収集運搬業許可[他府県も対応]」はこちらから


行政書士事務所HP画像「犬の糞は」 立て札「犬の糞はお断り」を見て「猫の糞とヒトの糞はええんやなっ。」とつぶやくひねくれ者あり。 (兵庫県に産廃の収集運搬許可を出しに行く途中で撮影。)

国土交通省「建設業の事業協同組合の活性化方策」1.組合組織のあり方

国土交通省が「建設業の事業協同組合の活性化方策」が発表しています。

これは、建設業はもちろん他業種でも大変参考になる素晴らしいプランであり、ローラー作戦で全ての項目の実現を目指すのではなく、「やる」「やらない」の色分けをしっかりとして、「やる」ことにとことん力を注ぐと組合経営は格段に改善すると思います。(組合経営だけではなく、私たち零細な自営業者が取り入れても良いようなことも書かれています。)

ただ、全部読破するとなるとなかなかエネルギーが必要かと思いますので、趣旨を損ねないレベルでコメントを差し挟みながら要約してみたいと思います。


国交省発表 建設業の事業協同組合の活性化方策

1.組合組織のあり方

活動が停滞している組合は、組合員の経済的利益に貢献しているのか等を再検討していく必要あり。

親睦や人間関係重視の「サロン的組合」も少なからずある、と辛口でスタートですが、「仲良し倶楽部」と書いてないだけまだ優しいのかも。確かに、組合員であることのメリットは皆無に等しいのに地域や職域のつながりで漫然と加入する場合も大いにありです。その中で自分の居場所が出来て自身が納得してればそれで良しと言う場合もあるんでしょうけど、本来は「組合員が得をしてナンボですよ。」と言うことを忘れんといて、と言うところでしょうか。

活動が停滞している組合は、組合員のニーズにあった事業を行っているか等を再検討していく必要あり。

組合は、大別すると「網羅型組合」と「同士型組合」がある。

網羅型組合・・・地域における業界団体的性格を持つ。組合員多し。
事業の中心は、組合員の経営基盤強化のための活動。(人材育成による技術技能向上。新技術、新工法の開発etc)

同士型組合・・・具体的かつ共通のニーズのもとに団結。組合員少数。
事業の中心は、組合員の利益増大のための活動。(共同受注、共同購買事業etc)

組合員さんが組合の力で具体的に何を行いたいかのニーズを的確に把握し実現することは確かに必要です。

ただ、何を行いたいかも大事ですが構成員(組合員)の面子で何が出来るかとかもシビアに判断すべきでしょう。(例えば、そこそこ力のある建設業者さんで構成された組合さんであっても、「組合=一国一城の主の集団」であると言う性格が災いして共同受注が実現できないところもある模様です。)でないと「無い物ねだり」になってしまう。

2.組合運営とリーダーシップ に続く。

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枚方警察署の鐘

くり抜いた外壁の中に収められている鐘です。

いつかTVで見たインカのミイラ(一般家庭のリビングに安置されている先祖のミイラ。壁をくり抜いた中に立ったまま入れられてて、日常的に子孫を見守っている。)を連想してしまいました。(しかも、鐘の説明が書かれている木の札が鬼太郎の妖怪ポストに見えて仕方がない。)

枚方警察署鐘

 

優美な京都府庁(産業廃棄物収集運搬業許可)

産業廃棄物収集運搬業許可の申請で京都に行きました。

京都府庁旧本館は明治時代に造られたルネサンス様式の建物。国の重要文化財だそうで扉が開くと中から白タイツを穿いた侯爵だの伯爵夫人だの執事だのが出てきそう。

ところで、他の許可でもありがちなことですが、産廃は特にローカルルールが顕著な気がします。自治体のごみ事情がそれぞれ異なるから故でしょうか。原本照合の可不可、経済的基礎の有無の判定基準、修了証の有効期限、営業所地図や営業所写真の提出の有無、品目の表記、許可証の受領方法等、各自治体の対応はバラエティに富んでいるので要注意です。

今回の会社さんは昨年事業年度を変更されたのですが、「3年分の決算書等」なのに「3期分の決算書等」と思い込んでたので不足書類が出てしまいました。

受理そのものはOKだったのですが「やってしまった!」と言う感じで窓口で目が××になりました。


麗しい京都府庁旧本館。(産廃許可の申請は「別館」に行きます。) 京都府庁(産廃収集運搬)

 

 

 

 

 

こちらは警察 京都府警察

 

 

 

 

流石は京都の警察。窓際に「まろ」が。 京都府警まろ

 

 

 

 

 

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ここ10年で外国人技能実習生が2万5千人も逃亡

新聞によりますと、外国人技能実習制度をめぐり、受け入れ先から失踪した実習生が4千人超えで過去最多となったそうです。国籍別では中国が60.6%を占め、次いでベトナムが26.6%だとか。両国の技能実習生が全体に占める割合を考えると妥当な数字なのでしょう。それにしても今頃どこに。外国人講師を殺害して指名手配になっていた人が建設現場で働いてましたが、あんな感じで紛れ込んでるんでしょうか。受け入れ団体となっている例えば事業協同組合にとって失踪はめちゃくちゃ深刻な問題です。その割にきちんと監理できていないところも多いらしいです。

また、政府は6日の閣議で外国人技能実習適正実施法案、入管難民法改正案を決定しました。

☆外国人技能実習適正実施法案の柱

新たな天下り機関、じゃなかった、監督機関として「外国人技能実習機構(仮称)」を新設。
海外の送り出し団体と契約を結ぶ国内の受け入れ団体は許可制
実習実施機関(実習生が働くところ)は届け出制

☆入管難民法改正案の柱

日本で介護福祉士の資格を得た外国人を対象に「介護」(新設)の在留資格を認める。

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確かにそのとおりです(古物商許可)

許可を取ってから、諸々の変更があっても、うっかり変更の届出を怠ってしまうと言うことは(ホントはダメなんやけど・・・。)よくあることです。

で、今回、①「先々代の社長さん→先代の社長さん」②「先代の社長さん→現社長さん」の2回の代表者交替(&その他もろもろの変更)につき、古物商許可の変更届出義務を看過されていた件なのですが、①についてはスキップしてもいいかな、と所轄に確認すると最初はスキップしてもらうに決まってるじゃん!的お返事だったのですが、念のために本部に確認されると「各々について変更届を出してください。」とのことでした。

理由は「届出を忘れてたことで、1回分の届出を省略出来るのなら、その都度キチンと届出をしているところがバカを見ることになっておかしい。」と言うことでした。言われてみれば、確かにそのとおり。お役所は公平性を尊重しないといけないです。

風俗営業の変更許可で「間は省略してもいいよ。」と言ってもらえて「やったー♪」となったことが過去何度かあったため、すっかり甘え根性になっていて失礼しました。特に古物商許可証の書換えは実費が発生するので「3,000円のところが1,500円で済むなんて~、そんなん許さんでー。」と言うこともあるのかも。

↓某警察署内、一般のヒトはあまり通らないところに設置された自動販売機。
見事にドリンク剤(コアなものばかり。なななんと「赤まむし」まで)ばっかり!

赤まむしドリンク他

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北新地の南北6道に通称名がつきました

言われて初めて新地の南北の通りに名前がないことに気づきました。「永楽町通り」「新地本通り」「堂島上通り」「船大工通り」などの通りの名前をおさえておけば、後はお店の名前とかで適当に説明できたからでしょうか。

新しい通り(筋)の名前は「東筋」「中筋」「西筋」「西口筋」「東口女坂筋」「中央河庄筋」だそうです。

この中では「中央河庄筋」と言うのが何やら曰くありげです。「茶屋河庄跡」の碑にちなんだそうですが、何でも「心中天の網島」で紙屋治兵衛と曽根崎新地の遊女小春の道行が始まったのが河庄と言う茶屋なのだとか。

近松の世話物で特に有名なのは「曽根崎心中」「心中天の網島」「冥途の飛脚」だと思うのですが、主人公の男どもは、どいつもこいつも今で言う「ダメンズ」で、公金を使い込んだり、簡単にだまされたり、ウジウジとイジけたり、格子に縛られて辱めを受けたり、んもぅホントになんでこんな情けない破滅型の男に入れ揚げて一緒に死んでしまう同性(母性が豊かなのか?)がいるのかなーと思うのですが。

文楽好きの私としては一応どの作品も抑えてはいるものの、若いお二人さんにはあまり感情移入出来ず、最も感情移入してホロリとなったのは「冥途の飛脚」でダメ男忠兵衛と遊女梅川(JR尼崎に銅像があります)が忠兵衛の生まれ故郷である大和・新口村を訪ねるシーン、雪の中、二人を涙ながらで見送るゴマ塩頭のお爺さん(忠兵衛のお父さん孫右衛門)の姿なのでした。

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中央河庄筋