ついに重点地区も決まり、ミナミの客引きさんたちは影を潜めております。今やすっかり絶滅危惧種。一方、地元の京橋ではJR京橋駅と京阪京橋駅の間の広っぱ(コンコースとその周辺)に残存?する客引きさんが大声で「ミナミは誰も(客引き)おれへんで!」と誇らしげに叫んでいました。ちがーう、客引き禁止は大阪市全体にかけられた縛りなのっ。世界遺産なるものがあると、世界遺産じゃない景勝地が粗末に扱われるが如く、重点地区と言うものがあると重点地区以外のところは免罪符もらった気分になってるのかも。危な。
条例を読むと「市民」に先ず目が行くから、例えば舞鶴の人なら大阪で客引きをやってもいいのだろうか~と思う人もあるかも知れないから、そこは抜かりなく「市民等」ってなってて、大阪市民じゃなくてもきっちし法の網がかかる様になっている。「等」と言うのはいつでもどこでも、なかなか便利なフレーズですな。
「大家さんに言いつけるぞ!」と言う大人げない?条文もしっかり盛り込まれております。
ただ、イヤイヤしている特定の個人の袖を引く行為や立ちふさがったりつきまとったりする様な行為は禁止だけど不特定多数に対して「らっしゃいらっしゃい!」と大声で叫ぶことは問題ない模様です。
ここまで規制されると息苦しい気がしないでもないですが、客引き専門の業者まで出現したりして、やり過ぎたんだなあ、と思います。
自分たちの中に「ここまでしたらルール違反。」と言う紳士協定の様なものがなくて、結局はやったもん勝ちの世界になり、どんどんエスカレートして最後にはお灸をすえられる。
このことは私たち行政書士でも無縁じゃなくて、お灸をすえられることはないけど、例えば、自治体の名前なんかを自分の事務所につけるだなんて同業者の手前、そんな厚かましいことは出来んよね~、と言う感覚が昔からあったと思うのですが、そんなの平っちゃら、ポイ!の人も出てきました。(「平っちゃら、ポイ!」の奴め。呪われよ。)
それにしても私が最も気になるのは例の「特定遊興飲食店営業許可」が新設された場合、具体的な手続内容がどんなものなのか、と言うことです。関係各所のホームページ等を注視していく必要ありです。
淀屋橋で見たキャンペーン風景。ガムのかぶり物を被った無表情メガネ男子2名が無表情でヌボーーッと立っており、近くでカゴを持った女の子が新商品を配っていました。